八ヶ岳・赤岳登山


八ヶ岳の主峰赤岳頂上(標高2,899m)より北方の横岳、硫黄岳、天狗岳方面を臨む

 深田久弥による「日本百名山」は八ヶ岳の項の冒頭で次のように述べています。

 「中央線の汽車が甲府の釜無谷を抜けて、信州の高台に上りつくと、先ず私たちの目を喜ばせるのは、広い裾野を広げた八ヶ岳である。全く広い。そしてその裾野を引きしぼった頭に、ギザギザした岩の峰が並んでいる。八ヶ岳という名はその頭の八つの峰から来ているというが、麓から仰いで、そんな八つを正確に数えられる人は誰もあるまい。」

 私自身も両親の故郷である信州への行き帰りに中央線に乗って、また近年では中央高速道を走る車の窓から何十篇もその広大な雄姿を眺めてきました。その都度何時かはあの頂に立ってみたいと思っていましたが、東京からの距離が余りに近すぎた為にかえってこの70余年ついぞそのチャンスに恵まれませんでした。

 何種類かの登山案内書を調べてみますと、一般的には八ヶ岳の主峰の赤岳登山はアクセスが便利なことから1泊2日の行程とされていますが、小生の最近の体力の衰えを考慮しますととてもそれでは無理があるように思われました。所が、今年のある旅行社の登山ツアーのカタログを眺めていましたら、「2泊3日でじっくりめぐる八ヶ岳最高峰・赤岳」と謳っているツアーを見つけ、早速それに飛びつきました。 偶々、自治会のゴルフ同好会の席上この計画を話しましたら、ご近所のNさんも参加したいとのことで、心強い気持ちで一緒に参加することになりました。