計画から旅立へ
旅の写真と説明
旅のルート地図 全写真スライドショウ
旅の詳細行程 編集後記

旅の計画から旅立へ

 定年後ハワイで過した5年間ですっかり「なまって」しまった身体を鍛え直すために始めたウォーキングですが、その延長線上でこの数年北海道の大雪山、積雪期の八甲田山、秋田の乳頭山、信州の乗鞍岳、尾瀬の燧ケ岳と至仏山等を歩いてきました。そして今年は菅平根子岳のスノーシューで始まり、初夏の雨飾山と盛夏の仙丈ケ岳とこなしてきました。これで愈々スイスのアルプスを歩いてみたいという気持ちが高まってきました。

 ヨーロッパのアルプスは30年前ニューヨークで働いていた頃、職場のスキークラブで何回かスキーの遠征をしたことがありました。そのうち1回はマッターホルン山麓のイタリア側のチェルビニアに行ったことがありました。そのマッターンホルンを今度はスイス側から眺めてみたいという気持ちと、その頃家内を連れて行けなかったことの負い目から何時かは一緒に連れて行かねばならないことになっていました。このままズルズルと歳を重ねていると、体力が衰えて行動を起こす気持ちもなくなるのではないかという懸念も高まっていました。

 偶々、8月の仙丈ケ岳の下山中少々膝を痛めたようで、余りハードな計画はチョット無理かなという思いもありました。スイス・アルプスを歩くツアーはトラスト旅行社などが良いと言うことを聞いていましたが、今回の膝の状態と2人で100万円近く掛かる費用のことを考慮に入れて、もう少し楽なスケジュールで安価なツアーがないものかと探していました。

 そんな折、8月末に小生が参加した仙丈ケ岳登山ツアー主催のクラブ・ツーリズム社がチョット時期外れの格安ツアーを募集していることを知りました。費用が一人239,800円と格安な上に往復成田・チューリッヒ間のJAL直行便で、尋ねてみると軽いハイキングの機会も含まれるという良いことずくめでした。

 最近の体力の衰えを考えると今回が最後のスイス・アルプスになるかもしれないし、或は膝の状況が予想外に回復すれば、次回の本格的なトレッキング・ツアーのための小手調べになるだろうと思い、そのツアーに早々と予約を入れました。

 旅行中、現地の人たちと言葉を交すためのドイツ語もすっかり錆付いているので「ひとり歩きのドイツ語自由自在」という小冊子を買い求め少々復習らしきことをしました。冠詞の活用のder-des-dem-den等はいざ知らず、少なくとも挨拶程度はドイツ語でして見たいと思いました。何より心配だったのは少々時期はずれの高地ツアーにどの程度の防寒衣服が必要かということでした。

東京にわざわざ出かけスイスの観光案内パンフレットを集めたり、スイスの詳細地図等も仕入れました。このような準備万端の後、出発直前の心配は矢張り旅行中の天候のことでした。 折りしも出発前日の夜、大型台風21号が四国に上陸したというニュースが入り、間際まではらはらさせられました。