産廃最終処分場建設に関する勉強会

日時: 平成17年3月20日(日) 午前9時〜11時半
場所: 大椎小学校 体育館
議題: 小山町に申請が出されている産廃最終処分場に関する千葉市からの説明と質疑応答

 当日は春分の日の連休初日であったので、それ程多数の参加が望めないのではないかと予想して9時ぎりぎりに会場に到着しましたら、既に体育館フロアーの3分の2程のスペースに用意された椅子にぎっしりと参加者が着席しており、会が開始されてからも続々と参加者が詰め掛けて、最終的にはフロアーほぼ一杯の300人を超すと思われる盛況でした。

 千葉市側からは、産業廃棄物指導課長はじめ6名の担当者が出席され、住民側は発言者の発言内容から判断しますと、予定地の小山町及びあすみが丘の住民のみならず、土気町、板倉町、大椎町、越智町を含めたまさに近隣住民大会の様相を呈していました。

最初の約40分間に市産業廃棄物指導課長から当日配布された「産業廃棄物の適正処理についてー事業者の皆さんへ」というパンフレットに沿って、産業廃棄物とは何か、廃棄物の処分とはどういうものか、産業廃棄施設事業許可事務の流れ等について説明がありました。

質疑応答に入って先ず出された質問は:

《建設対象予定地は国税庁の差し押さえ物件になっている点はどう思うか?》
市側の回答は、その点は市でも認識していますが、国税庁の関心はあくまで徴税にあり、市の施設設置契約に対する許可不許可とは直接関係ない。

《近隣住民との事前協議が正しくなされていない点はどう思うか?》:
小山町の住民から、業者と住民の事前協議の合意は自治会長一人の独断でなされたものであり、該当住民の大多数の9軒はいまだに絶対反対であるというアピールがなされた。
これに対する市側の回答は、地域住民との合意は「市の指導要綱に規定されている」が、法律である「廃棄物処理法」には規定されていない。従って、市としては業者にもう一度地域住民と話し合って合意を取り付けるよう指導する他はない。

この市側の態度に、出席者から市は住民の生活環境を守るというより、業者側にあるのではないかという批判の声が挙がったが、市の担当部署としては法律に則って処理する以外には出来ないと言う立場が説明された。

次に出された質問は:

《既に工事が始まっているが、これは違法工事ではないか?》:
住民の一人が予定地に行って見たら、既に取り付け道路が出来ており、その先の予定地に大きな穴が掘られていたが、これは明らかに許可前の違法行為ではないかという指摘があった。
これに対する市側の説明は、たまたま予定地に違法な生砂利採取工事が行われているのが発見され、市によって差止命令が出されたが、その業者が現状復帰の能力がなかった。そこで例の光州産業から申し出があったので、現状復帰工事を許可しただけであって、この工事は産廃処分場建設の工事ではない。

会場からは、まさにこれは既成事実を積み上げるものだ!!と言う声が挙がったが、残念ながら会場のざわめきでこの声はかき消された。 問題の業者に現状復帰工事を許可すること自体はなはだ不明瞭と言わざるを得ないと思われます。

 

次のような市の環境行政に対する批判の声も挙がった:

板倉地域では市の音頭で村田川源流地域の土地改良事業を推進して来、ようやくにその効果が上がり始め豊かな水田地帯が形成されて来ました。ところが、その同じ千葉市がそのすぐ上流の小山の水源地帯に産廃最終処分場の建設許可を与えようとしていることはこれまでの努力を打ち消すような矛盾した行為である。市に一貫した環境行政があるのか?

あすみが丘に自然環境のよい住宅地の造成を促進し、許可したのは千葉市ではないか。その千葉市がその素晴らしい環境を破壊するような施設を許可しようとしているのは理解できない。

小山地区は村田川の水源地域の自然豊かな谷地である。至るところに湧き水があり、川せみの生息地でもあり、自然災害時には貴重な水資源供給地にもなるところです。このような自然豊かな地域の環境を破壊する恐れのある計画を許す千葉市の環境行政を糾したい。

このような声に対する千葉市側の回答は、それらの自然環境を守ろうとする声はもっともなことです。従って市としては、提出された計画を、適法なら、「生活環境への影響に関する専門委員会(学識者)」に諮って審査してもらうようにしている。

既に市民から多数の意見書や反対署名が提出されている筈ですが?

これに対する市側の回答は、既に約500通の意見書と約5,000件の反対署名が市によって受理されています。今後も、意見書や署名は受け付けます。これらのご意見は上記の学識者の専門委員会に届けられ、専門委員会の参考に資するようにします。

この他様々な意見や声が寄せられましたが、会場の使用期限の11時半を過ぎたために閉会になりました。