四国修行お遍路(土佐の国の後半)

               
第4日目の午後、土佐清水市の大岐海岸の小橋を渡るお遍路
第4日目の午後、足摺岬の金剛福寺の山門にて
         
 四国お遍路の旅は昨年11月末(2009/11)に阿波の国の一番札所霊山寺から始めて、今回は四回目の区切り打ちとなり、土佐の国の後半のお参りとなります。

 所で毎回のことですが、何故にこのように苦労の多いお遍路の旅に出るのかは未だに自分自身で明確に説明出来ないでいます。太平洋戦争中戦死した多くの戦友の御霊を供養するとか、若くして他界した親族の霊を安らかにする為とかいう方々が居ますが、小生はそのような宗教的な動機は全くありません。

 強いて言うならば、唯旅して歩くことが好きであるからです。それと同時に旅の途中で出会った事柄や感じたことをこのように文にして表現することに喜びを感ずるようになった為かも知れません。最近、紀行文に興味を覚えるようになったことは確かです。古くは松尾芭蕉の”奥の細道”、最近では司馬遼太郎の”街道をゆく”や岡本太郎の”日本再発見”のようなものを書いてみたいと思うことがあります。然し、芭蕉は当時一流の俳人であり、街道をゆくなどは編集者と画家それに土地の民俗学者を引き連れた車の旅であるという。そのような大それたものは期待すべくもありません。矢張り唯旅して歩き、そのついでにその記録をエッセイ風に残してみたいという軽い気持ちに過ぎません。

 今回の旅の舞台は土佐の国の西部で、歴史的には今ブームなっている「龍馬伝」にも出てくるジョン万次郎のゆかりの土地を何カ所も時代の流れを感じながら訪ねました。四国遍路の地図上ではこの高知県は「修行の道場」といわれ、札所と札所の間の距離が非常に長いことで知られています。その上、歩くルートにも幾つもの選択肢が用意されており、自分自身の体力とスケジュールの中でどのルートをどのようにして通過するかという選択に就いても試されていると思いました。まさにこれは人生を歩く上での人生設計にも通ずるものだと思いました。


喘ぎ登った土佐市の塚地峠から俯瞰した宇佐の浦と宇佐大橋の眺めの感動的であったこと!!
この宇佐の浜はジョン万次郎が遭難前の船出をした港で、日本開国の歴史にも縁ある土地です