四国お遍路への発心(阿波の国の前半)

               
私の持参した納経帳
第1日目の朝、一番札所霊山寺山門前で
         
 四国お遍路の旅は数年前から何となく関心がありました。現役時代には海外生活が長かった私はこの歳になるまでまだ一度も四国の地に足を踏み入れたことがありませんでしたので、何となく四国に興味がありました。 この6月(平成21年6月)念願かなって観光バスによる3泊4日の四国周遊の旅に出る機会に恵まれました。しかし、このバスによる急ぎ足のツアーでは満足することが出来ず、四国をゆっくり歩いて廻ってみたいという気持ちが高まって来ました。  

 一方、私は健康保持の一環として登山やトレッキングを度々行っていますが、最近体力の衰えからか、高所の岩場の登攀等に少々危険を感ずるようになり、お遍路の平地の歩行に登山の代替を漠然と求めている気持ちもありました。

 然しながら、信仰心の高まりからお遍路に出てみたいという気持ちは正直言って殆どありませんでしたので、何となく後ろめたい気持ちでお遍路に出ようという行動が起こせずにいました。強いて言うならば、この歳になって一度は信仰の雰囲気の場に自分を置いてみて、宗教に就いて考える機会を持つのも悪くはないのではないかという一抹の気持ちはありました。

 そんな訳で先ず、東京の大手旅行社で提供しているお遍路ツアーに就いて調べてみることから始めました。実際にお遍路ツアーの説明会場に足を運んでみたこともありました。残念ながら、大手旅行社が主催するお遍路ツアーは殆どがバスによる札所を巡る観光ツアー的なものばかりで、私の求めるものでないことが判りました。結局、インターネットによって四国現地で団体或いは個人に”歩きお遍路”の先達のサービスを提供しているサイトを見付けて、色々メールで質問した挙句、申し込むことにしました。 偶々、お遍路のオフ・シーズンに入っていたためか、私の申し込んだコースには他に参加する人がおらず、私一人に対して一人の先達が専属について下さることになりました。

 さて、このような成行きで出発した私の”歩きお遍路”の旅はどうなったでしょうか?